
No.52 適性検査は今後は中小企業も必須になってくる
新卒採用において、現在企業が直面している問題の多くに『内定者の辞退防止』と『新人の早期離職』と言われています。
3年以内に仕事を辞めてしまう人は全体の3割にもなり、長期の人材育成の面からも大きな損失になります。
そのため、若手社員を少しでも定着させるために、企業では現在、採用適性検査において、『心の知能指数』も重視する動きが出ています。
IQはいわゆる知能指数のことですが、EQは自分の感情をコントロールしたり、周りの人間の気持ちに上手く対処していくことができかどうかを判断する指数で、現在は適正検査で両方がチェックされているケースが多くなりました。
そしてその採用適性検査を扱う企業として信頼を得ている会社もあります。
就職活動で一生懸命努力をしても、就職してから「合わなかった」となるケースも多く、就職で挫折をする若手が多いため、やはり出来るだけ心の面でも適正がある人を採用したいというのは、企業の本音です。
そして、働く方にとっても、「人間関係が合わない」」「ストレスがたまる」という状況が長く続いてしまうと、そのうちにうつ病などに発展してしまう可能性があるため、良い職場環境とは言えません。
一度心の病になってしまうと、完治は難しく、中には退職をする人も出てきます。
そして、再就職では、退職した時の嫌な思い出がトラウマになってしまい、社会復帰が難しいケースすらあります。
そうならないためにも、やはり採用の時に、ある程度の適性をチェックした方が、働く方にとっても企業にとっても、良い事だと思います。
働く場所はあっても、『幸せ』と感じられなければやはり働く意味を見失ってしまいます。
適性検査は企業と応募者の双方の幸せを叶えるために必要なステップになっています。