No.26 介護用品をレンタルする業者の選び方
介護用品をレンタルで使用する場合にはレンタルを扱っている業者を選ぶことがまず第一歩です。これは介護を受ける本人やその家族が好みや都合に合わせて選ぶわけではなく、ケアマネージャーとも相談したうえで最終的に決定することになりますが、業者によって扱っている介護用品の種類やサービス内容に違いがあるので注意が必要です。車椅子など基本的な介護用品はどの業者も扱っていますが、その種類やあまり一般的ではない介護用品を扱っているかどうかで差が出てくるのです。
そんな介護用品をレンタルを扱っている業者の選び方でチェックしておきたいのが実績です。高齢化の進行によって介護関連の需要が増したことで続々と新しい業者や店舗が参入しているだけに長く実績を重ねているかどうかが選ぶうえでの非常に大事な点となるのです。介護用品の品揃えだけなら幅広く揃えている新しいところや規模の大きなところを選んでも問題ありませんが、介護用品はあくまで利用する本人にとって適切な形で使用できるものを選ぶことが大前提です。そのためには専門相談員などスタッフの力量や経験も重要な要素となるため、ノウハウがある業者の方がやはり安心して依頼できます。
それからレンタルに伴うサービスがどれだけ充実しているか。専門相談員による介護用品選びをはじめ日々の使用をサポートするさまざまなサービスを充実させている業者もあります。理想としては利用者ひとりひとりに専任の担当者がつけられる業者にしたいところです。専任の担当者がいないと困った時に連絡してもすぐに対応してもらえない、適切なサポートが受けられないといった問題が生じることもあります。
さらにサポートでは定期訪問やモニタリングを充実させているかどうかも見ておきましょう。介護用品は利用者の健康状態の変化をつねに把握したうえで適切なものを選ぶ必要があります。専門かが定期的に訪れ、健康状態を確認しながら介護用品の交換などのアドバイスをしてくれるかどうか。こうした細かいところで業者のよしあしがはっきり分かれることも多いのです。