No.24 今年の冬は今までより快適に過ごせるだろうか。

私は毎日パソコンに向かう仕事をしている。そのせいか視力は落ちる一方だし、肩こりや腰痛という症状とも馴染みのようになってしまった。それで気休めかもしれないがブルーベリーのサプリメントや、腰痛対策グッズ、錠剤を持ち歩くようになってしまった。特に寒い季節になると顕著に現れるので、こちらも戦々恐々となる。経験したことがある人は分かるだろうが、どれも辛いが特に腰痛には神経質になっていた。

そうした事態を打開するべく、この初冬には休日のみだが近くにあるジムに通うようになった。身体をほぐして筋肉をつけることで、歓迎してはいない持病に別れを告げようと考えたのだ。やり始めてみると思いのほか気持ちが良く、クセになりそうだった。そのうちジョギングやウォーキングも始めてみたい。心なしか身体も軽くなったような気がする。

素人が思い込みで身体を動かして、逆に症状を悪化させることもある。それで最初に知り合いの整体師に事情を説明して、アドバイスを受けることにした。結果、私自身も驚いたのだが、姿勢がかなり悪くなっていた。そのまま放置していたら、歪みが生じていたかもしれないと言う。人間の身体というのは必ずしも左右対称ではなく、私の身体は脚の長さが若干違うということも初めて知った。ジムのトレーナーに持病のことなどを告げ、効果的なストレッチやトレーニング方法を教えてもらうよう助言を受けた。

整体師の元を辞してから、ゆっくりとジムに向かう。大きく伸びをして深呼吸すると、冷たい空気が身体中に染みわたる。今年の冬は今までよりも快適に過ごせるだろうか。身体が締まって筋肉が付いた肉体は、腰痛を跳ね返してくれるだろうか。何にせよ、私の身体は私自身という強力な味方を手に入れたのだ。これが成功したら次は視力の回復に挑みたいところだが、まあ焦らずに着実に進んでいくことにしよう。

関連記事一覧