No.99 更年期障害にオススメの漢方薬

更年期障害は心身両面にさまざまなトラブルを引き起こします。肩こりや頭痛、腰痛、下腹部痛といった初期段階の症状からのぼせ、ほてり、発汗といった本格的な症状へと進行していくとともにイライラや極端な落ち込み、不安感、絶望感といった精神状態にまで影響を及ぼすのです。精神面の影響に関してはうつ症状にまで発展してしまうこともあります。

それだけに対策は症状を見極めつつ適切な形で行っていく必要があります。もともと卵巣機能の低下や女性ホルモンのバランスの乱れといった体のメカニズムそのものに変調が生じているため、肩こりがひどいから肩こり対策をするといった対症療法だけでは十分な改善効果が得られません。不調の根本にアプローチしつつ症状をやわらげてくれる対策が求められるのです。

こうした更年期障害の特徴から漢方による治療が注目されています。対症療法がメインの西洋医学に対して根治療法を目指す漢方のメリットが健康・美容など幅広い分野で注目を集めるようになっている今、更年期障害の対策としても関心を集めるようになっているのです。
現在では更年期対策にオススメの漢方がいろいろと紹介されるようになっており、日々の生活の中で手軽に取り入れやすくなっています。

漢方では体質を「実証タイプ」「虚証タイプ」「中間証タイプ」の3種類に分けています。更年期対策に活用する場合にも自分がどのタイプに含まれるかを見極めておく必要があるのです。これは体質や体格によって判断することができます。もともと体が丈夫な方は実証タイプで「桃核承気湯」や「柴胡加竜骨牡蛎湯」などがオススメです。もともと虚弱体質、痩せ型の方は「虚証タイプ」で「当帰芍薬散」がオススメです。どちらでもない、バランスの取れた体型の方は「中間証タイプ」で「桂枝茯苓丸」「桂枝茯苓丸」などが適しています。

こうした漢方の情報は漢方薬を取り扱う製薬会社や薬店・医療機関のホームぺージにも詳しく掲載されて参考にすることが出来ます。
検索サイトで「漢方+症状」などで検索してみると多くの情報が見つかりますが、検索サイトで上位に表示されるサイトはSEO会社に依頼してSEO対策をしていて、インターネットでの情報発信に力を入れているところが多いようです。

こうした基本的な分類とオススメを踏まえたうえで、気になる点は医療機関や薬局で実際に相談するなどして自分に合ったものを探してみましょう。

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