No.69 男性更年期障害は漢方の力でかなり抑えられるかも

最初に違和感を感じるようになったのは集中力の低下でした。自慢ではありませんが、元々かなり集中力は高い方だと思っていました。特殊な細かい作業をする仕事ですから、そうでないといけません。しかし、仕事中に段々と集中が途切れるようになってしまったのです。正直、最初はそろそろそういう年齢になったのかと思っていました。
しかし、段々と集中力だけではなく気力まで失われていったのです。いわゆる無気力な状況が続きました。よく大病をすると体がだるくなり、これが今までに体感したことのないほど辛いものだと話を聞きます。もちろんそれとは違うのですが、心がだるいのです。今まで興味があったものにも目を向けなくなるどころか、興味を持つことすら億劫になりました。
それから段々と不眠になりました。今まで睡眠のことで悩んだことはありません。しかし、とにかく眠れないのです。寝付きも悪いし一度寝ても目が覚めてしまうこともありました。今までトイレ以外で夜中に起きることなんてありませんでしたから、いよいよおかしいのだと恐怖を感じたのです。
そこでやはり考えられるのはうつ病でした。でも、仕事も家庭も順調。正直ストレスがどこから来ているのかはわかりませんでした。一応心療内科に行ってみたのですがうつの診断には納得できませんでした。結局サードオピニオンで出会った病院で、男性更年期障害だと診断されてようやく落ち着くことが出来ました。
今、男性更年期障害は漢方の力でかなり抑えられています。漢方療法はポピュラーな治療法なのだそうです。私の場合、一番辛かった性機能低下もかなり回復してホッとしましたね。もう、このまま使い物にならなくなるのではと恐怖を感じていましたから。
女性の更年期と一緒で、男性の場合も人によって結構差が出ます。私の場合はたまたま症状が重かったみたいですね。しかし、ちゃんと診てくれる医師に出会えたことは何よりも幸運だったと思います。実際、うつだと診断されてしまうケースは非常に多いでしょうから。

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